ハイエースの3代目はH50、H60、H70系で1982年12月に発表されて、翌年の1983年1月から発売されています。この世代はトヨタの最上級ワンボックスとして、まさに地位を固めた世代でもあります。
現在のボンネットがあるミニバンと違い、ハイエースは運転席下部にエンジンを搭載するキャブオーバートラックが原点のクルマです。
本来は商用車的な使い方が多かった中、トヨタはレーザーエンジンシリーズの3Yガソリンエンジンと、L型のディーゼルを搭載し、レジャービークルとして育て上げています。
実際にワゴンの最上級車種は、スーパーカスタム・サン&ムーンルーフと呼ばれ、現在のダブルサンルーフモデルなどの原点とも言える車です。
デザイン的にもそれまで丸目だったヘッドライトは1985年8月のマイナーチェンジで、新たに角目の新デザインに移行。
徐々に自動車の衝突安全性が問われる時代になり、バンパーの大型化やライトエースシリーズとの差別化で、高級感を演出するデザインになっています。
当時はアウトドアを楽しむ人が増えた時代でもあり、キャンピングカーベースとしてもハイエースはもてはやされていました。
特にバンシリーズなどは、後のH100系が発売になり中古車で安く手に入るようになると、サーファーやモトクロスバイクを楽しむ人たちに人気となった事もあります。
この世代のハイエースは4ATや4WDがほぼ全グレードに搭載され、トヨタのワンボックスカーで頂点に立つ車として、一通りの完成をしたといえそうです。
トヨタのワンボックスカーと言えば、ハイエースの名を挙げる人がほとんどでしょう。最近はミニバンブームになっていますが、ワンボックスカーはミニバンの祖先とも言える存在。トヨタ自動車の中でもとても歴史のある車の一台として、ハイエースは今も進化を続けています。
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