ランドクルーザー60系は、1980年に登場します。それまでの55型よりも大型になり、現在の200系ランクルの祖先ともいえそうなモデルです。
エンジンは2F型の4.2Lガソリンエンジンと、ディーゼルは4.0L6気筒の2H型、3.4L4気筒の3B型が搭載されています。またワゴンにもディーゼルエンジンが搭載され、ランクルがワゴンもディーゼル主体となったモデルです。
60系ランクルは国内で使うにはやや大型化されすぎた感もありましたが、ディーゼルエンジンのグレードを増やすなどして、販売は順調だったようです。
ただし84年にそれまでの2F型から3F型にディーゼルエンジンが変更され、高回転型になったものの排ガス対策でパワーダウン。
トヨタにとってはランクルは力強さが売りであったことから、販売面では不安もあったのでしょう。ステップの追加やバンパーデザインを変えるなど、外観上でのアピールをしたマイナーチェンジとなっています。
また翌85年にはディーゼルターボをデビューさせ、12H-T型という2H型エンジンを直噴化したエンジンを追加しています。
そして87年にはヘッドライトを角型の4灯式デザインに変更し、内装もオーディオスペースの改善などをしています。
ランクル60系のモデル末期となる88年には、電子制御タイプのガソリンエンジン3F-E型を搭載した4000VXワゴンを追加。
この辺りはランクル100系、200系に繋がるような大排気量のガソリンエンジン搭載モデルとなります。
ランクル60系は次世代の80系開発が遅れたことにより、トヨタは1990年初頭まで生産を行なっています。エンジンやボディバリエーションのみならず、内装も含めてかなりの小変更や追加をしたモデルです。
ランクル60系は国内での四輪駆動車としてもさることながら、トヨタがこの分野でも世界で通じるモデルつくりの為、試行錯誤の中作られた車とも言えそうです。
ランドクルーザーは通称ランクルの愛称で呼ばれ、トヨタSUVの頂点に立つ車です。オフローダーとして誕生して、ランドクルーザー200に現在は進化。まさに陸の王者と呼べる、全天候型の道を選ばない自動車として君臨しています。
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