クレスタ初代(X50系・X60系)

クレスタの初代型は、X50系/X60系で、マークⅡ3兄弟の一車種として、1980年3月に登場しトヨタビスタ店で販売されました。

クレスタはマークⅡとチェイサーに比べると高級感が高い車種であり、よりクラウンに近い位置付けだったようです。

角型4灯式のヘッドランプにスクエアカットのテールライト、初代モデルはスタイリッシュな4ドアハードトップでした。

X50系/X60系クレスタは、一目見ればすぐに分かる際立ったデザインを持っていたのです。

エンジンもトヨタ伝統のM型から直列6気筒の1G-EU型へと進化し、クレスタは発売当初からこの新型エンジンを搭載します。

またこのときに与えられた最上位グレードとなる、Super Lucent(スーパールーセント)は、その名の響きとともに人気となっています。

クレスタのスーパールーセントは、マークⅡのグランデ、チェイサーのアバンテと共に、代表的なグレードとなったのです。

他にもスーパーツーリング、スーパーデラックス、スーパーカスタム、カスタムの各グレードがあり、4気筒エンジンは13T-U型のOHVエンジンとなっています。

クレスタはマイナーチェンジで角型2灯式のヘッドランプになり、M型にATをあわせたターボ車と直列6気筒ツインカムエンジン1G-GEU型エンジンを搭載しています。

トヨタにとってクレスタはマークⅡをより高級イメージにした車であり、ツートンカラーの外観が好評を獲て爆発的なヒット車種となりました。

また2200cc4気筒1L型SOHCディーゼルエンジンを搭載するなど、トヨタは幅広いユーザーの確保も行いました。

初代クレスタX50系/X60系は、トヨタが思う以上の成功を収めたのです。

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