セルシオの歴史

セルシオの歴史はトヨタが世界に通用する高級車部門として作ったブランド、レクサスのLS400の誕生から始まります。

それまではトヨタが個人向けに発売する最高級セダンはクラウンでした。そしてさらなる上級車種として、ハイソカーブームの真っ只中に、セルシオは発売されたのです。

セルシオをトヨタが発売した当時は、日産がシーマ現象を作った時代。まさに高級4ドアサルーンが花盛りの頃だったのです。

1980年代後半は、日本車メーカーがデザインにしてもエンジンにしても、一番自由なクルマ作りをしていた頃でした。

まさに自動車メーカーの歴史の中でも、いちばん自由に新車開発が出来たころだったので、今でもバブルの頃の車は完成度においてはピカイチともいえる由縁でしょう。

セルシオもその時代の流れに乗り誕生し、まさにトヨタの開発陣が自由に作り上げたとも入れる傑作なのです。

その当時ライバルである日産のインフィニティが冒険とも言えるデザインを選んだのに対して、トヨタはセルシオをオーソドックス路線で開発しています。その選択こそが、その後の成功に繋がったのです。

セルシオはトヨタの最高級セダンとして開発され、ベンツやBMWよりも優れた静寂性を持つ自動車として誕生し、進化の歴史を刻み続けています。

もっともセルシオですら自動車リサイクルの影響を受け、初期世代に比べるとプラスチックを多用するなど、やや手作り感が薄れてしまいインパネの高級感が無くなったとも言われます。

また電子制御が進んだ自動車で、電動シートをはじめとした電気式の仕掛けが多いことも特徴です。それゆえにバッテリーへの負荷が高く、一時はトラブルの報告も多かったようです。

現在はトヨタが日本でのレクサスブランドを展開することに伴い、日本でもレクサスLSとして発売されるようになり、セルシオはトヨタの車種ラインナップからは名前を消す事になってしまいました。

セルシオの名はトヨタの最高級セダン(センチュリーを除く)として定着しただけに、歴史に幕を引くのは早すぎる感じがしています。

レクサスブランドに取り込まれてセルシオの名前が消えてしまうのは、若干もったいないような気もします。

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