マークII4代目(X60系)
マークIIの4代目モデルはX60系で、1980年10月に登場して1984年まで生産されました。この60系から、4ドアハードトップが登場しています。
またトヨタは車種整理を進めていたのか、マークIIから2ドアハードトップの設定をなくしています。
エンジンは直列6気筒の1G-EU型と直列4気筒の21R-U型のガソリンエンジンが搭載されます。ほかにも直列6気筒の5M-EU(2800cc)を搭載した、高級モデルも存在しています。
マークIIはX60系からラグジュアリー色を強く出し始めますが、前期モデルにはには18R-GEU型エンジンを搭載するGTグレードが設定されていました。
80年代はターボ技術が一般的なものとなり、トヨタはマークIIにもM-TEU型エンジンを搭載する、2000ccのターボモデルを81年に追加しています。
徐々にセダンや4ドアハードトップも、ハイパワーセダンの時代へと突入していく前兆がX60系には見られます。
そして1982年のマイナーチェンジでは、それまであった2800グランデが姿を消し、ツインカム24といわれる1G-GEU型エンジンが搭載されます。
またGTグレードが廃止され、4気筒1800ccエンジンは1S-U型に変更。4MTは5MTとなりATも3速から4速に変更され、アッパーミドルサルーンとしてふさわしくなっていきます。
他にも2L-TE型ディーゼルターボ車もラインナップに加わり、経済性の面でもユーザー獲得に積極的な展開を行っています。
時代背景からトヨタはマークIIを5ナンバーで載れる、高級サルーンとして位置づけていったようです。
X60系の正式名称はコロナマークIIでしたが、CMなどもマークIIに統一されており、コロナの名称は殆ど使われていません。
また北米輸出バージョンには、クレシダワゴンが用意され人気を博していたようです。
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