セリカ3代目(TA60/SA60/RA60系) -2



この当時のトヨタはラリー活動を視野に入れており、1982年にWRC(Group B)のホモロゲーション用として、セリカGT-TSが200台限定で販売されています。

1982年までは最高出力240psのRA63型を使ってWRCに参戦、1983年からは日本初のツインカムターボエンジンである3T-GTEU改を、さらに2090ccまでボアアップした370psのTA64型のセリカでWRVに参戦しています。

その結果セリカは1984年から1986年まで、サファリラリーで三連覇の偉業を成し遂げます。当時はGroupBと呼ばれる、ドライバーがコントロール出来ないようなモンスターマシン旺盛の時代。

この時代にサファリラリーで三連覇を飾ったのは、トヨタにとって世界にセリカの名を広めるために役にたったに違いありません。

1983年8月のマイナーチェンジからはドアミラーが標準装備されています。また1600GTにつまれているエンジンが、2T-GEUから4A-GEUに変更されています。

60扁平タイヤを装着するなど、当時としては斬新な先鋭モデルでした。ただしこの当時はセリカXXに人気が集中し、ライバルの日産シルビアも売れた為、セリカの売れ行きはあまり良くなかったようです。

また北米ではTA61をベースにしたコンバーチブルを発売し、日本でも250台限定で発売されました。トヨタは常にセリカに最新のデザインやテクノロジーをつぎ込んでいたのです。

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