ヴィッツ2代目(KPS90/SCP90系)

ヴィッツの2代目モデルはKPS90/SCP90系で、2005年にモデルチェンジされて販売されています。トヨタは初代ヴィッツの成功を受けて、キープコンセプトの進化をさせています。

まずヴィッツにはコンパクトカーながらも装備を充実させることが念頭にあるようで、プリウスなどに採用される電波時計が採用されています。

一件コンパクトとは思えないような張り出し感のあるボディデザインや、塗装にも手を抜かないでいるなど、見た目にも気を配っているようです。

トヨタにとってはホンダのフィットが思いのほか売れた為、ヴィッツには初代以上の完成度を持たせたともいえます。

またスマートエントリー&スタートシステムをメーカーオプションで用意しており、キーを携帯するだけでドアの施錠と開錠が出来たり、スタートボタン式のエンジンスタートが出来ます。

ヴィッツは他にも初代から引き継がれた自動アイドルストップなどの設定車も存在しています。

このアイドリングストップ機能を持つ車は、通常の鉛のバッテリー以外にリチウムイオンバッテリーを持ち、エンジンの始動をおこなっています。

トヨタはヴィッツを誕生させた時から、世界戦略車として捉えています。KPS90/SCP90系からはヨーロッパ市場に投入するヤリスにも3ドア車が設定され、よりいっそうの磨きがかけられています。

国内でのキャッチフレーズは「水と空気とヴィッツ」「本日の人生にヴィッツ」です。またプラットフォームの刷新で、初代型よりも一回り大きくなっています。

その大きくなった分は衝突安全性に活かされた様で、衝突試験速度を従来の時速50km/hから時速55km/hに引き上げられています。

ヴィッツKPS90/SCP90系は、衝突時のエネルギーが2割増しになった状態でも安全が確保されています。

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