プリウス2代目

プリウスの2代目モデルは、燃費の良さがさらに進化しています。10・15モードが初代の28.0km/lから、35.5km/lへと大きく向上しています。

プリウスの燃費の良さは特に市街地で発揮されるようなので、日常の足として通勤やお買い物に使っている人には燃費のよさが実感出来やすいといわれています。

もちろん高速道路でもその燃費のよさを発揮し、一度の給油でかなりの距離を走れます。

プリウスの燃費の良さは、経済性だけではなく給油回数を減らすことにも繋がるのです。

プリウスがアメリカでも高い評価を受けているのは、原油高による影響が強いのは事実です。また給油回数を減らせること、つまり一度の給油で長距離を走れることが、広大なアメリカでの評価に繋がるのです。

プリウスの2代目に搭載されるエンジンは、1NZ-FXE型で直列4気筒の1.5L。エンジン自体は77PS 、11.7kgmです。モーターは3CM型で、68PS、40.8kgmを発揮します。

プリウスに限らずトヨタのハイブリッドカーには、モーターによるトルクが大きくかかることが特徴的です。

このモーターが発揮する回転トルクが、クルマをグイグイと走らせてくれるのです。

ちなみにプリウスは燃費型のハイブリッドカーですが、レクサスモデルではパワフルな走りの為に、ハイブリッドの技術が使われています。

さてその燃費の良さが売りのプリウスですが、実際に走り方によって燃費の差がかなり出るようです。例えば上り坂では充電できないため、非力なガソリンエンジンの負荷が増えてしまいます。

また下り坂が続く状況でもバッテリーがフル充電状況になる為に、回生ブレーキによる発電がムダになってしまいます。

そう考えるとプリウスの燃費のよさが実感できるのは、やはりストップアンドゴーを繰り返す市街地。毎日確実に乗る人こそが、一番このクルマのオーナーにふさわしいようです。

バッテリーというものは自然放電もしますので、サンデードライバーのようにたまにしか自動車に乗らない場合、プリウスの燃費のよさを実感できない人も多いようです。

公共の交通機関が発展指定内地粋など、生活に自家用車が欠かせないような場合は、プリウスの燃費のよさが活きて来るでしょう。

またプリウスには「静過ぎる」弱点もあり、市街地での走行では耳の遠い老人の方に気付かれない場合もあります。

ハイブリッドカー・プリウスならではの運転技術も、しっかり身につけなければならないわけですね。

この記事のタグ

サイト内関連記事

トヨタのハイブリッドカー
トヨタがハイブリッドカー(HybridCar)を世に送り出したのは、1997年に......
初代プリウス
トヨタが作るはじめてのハイブリッドカーとして、初代のプリウスは1997年に市販さ......

▲このページのトップへ