dB2代目
dBの2代目モデルは2005年に東京モーターショーを経て、12月に発売されています。初代がオートサロン出品であったこととは、スタートの時点で違いがありました。
実はこの2代目のdBはトヨタ製ではなく、系列のダイハツ工業が生産しています。ベースになったのはパッソ(ブーン)であり、そのホイールベースを延長して作られています。
デザイン的には初代モデルの四角張ったものから、ややか角をとって少し丸みを持たせつつ、うねりを入れたような派手なデザインになっています。
dBは元々個性的な車であることがコンセプトなのですが、さらに強い個性を持つデザインになり「好き嫌い」がはっきりする車になっています。
またダイハツブランドでもクーの名前で販売されますが、コチラはややおとなしいエクステリアとインテリアで、デザインより実用性を重視しています。
対するdBはオーディオに力をいれ、11スピーカー搭載グレードや、ipod等が繋げるステレオミニプラグを搭載するモデルもあります。
エンジンは1300ccのK3-VE型と1500ccの3SZ-VE型で、ともにダイハツ製です。トランスミッションは4ATのみで、今回もMTモデルは用意されませんでした。
海外では初代モデルで兄弟車だったサイオンxBとは別物になり、サイオンxBは日本ではカローラ・ルミオンとして発売されています。
トヨタの豊富なというか、細かく変わる車種展開を物語るように、国内外で別の進化を遂げたのです。
トヨタはダイハツ生産に切り替えたことから、dBを国内限定モデルとして製造・販売していく方針のようです。
しかも発売当初からdBは先代モデルよりも人気があり、1ヶ月で12,500台の受注を受けて国内販売は順調そのもの。
先代のモデルよりもdBはより個性的になり、カスタムカーのベースというよりも、カスタムカーそのものになった感じです。
やや物足りなかったインテリア装備なども加わり、dB人気がブレークしたようです。
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