FFの高級車アバロン

アバロンはトヨタのFF方式の大型セダンとして、1995年にアメリカのケンタッキー州で製造されたのが歴史の始まりでした。

その後は日本へも輸入され、韓国へもアメリカ車として輸出されていたのです。

初代アバロン(MCX10)が登場した当時の日本市場は、すでにバブルもはじけた後でした。

もしアバロンがバブル真っ只中に登場すれば、あるいは別の評価を受けたかもしれません。

またアバロンは大型セダンでありながらFFの駆動方式であったことも、
「高級セダンはFR方式」といった国内の風潮に合わず、思ったほどの売り上げにはならなかったようです。

もっともクラウンよりも広々した車内と、四角張った運転しやすいセダンであり、
実用性を求めるアメリカではまずまずの評価だったようです。

その後アバロンは2002年にMCX20へモデルチェンジし、2002年には日本ではプロムナードの名前で販売されるようになります。

アバロン自身は2005年にアメリカの北米国際自動車ショーで発表され、北米トヨタのフラッグシップモデルとして販売されています。

北米モデルのアバロンは、V型6気筒で280psを発揮する3500ccエンジンを搭載。全長も5mを超えるサイズとなっています。

まさにアメリカ車のセダンとしては、アバロンは当たり前のスペックになっているといったところです。

日本ではプロムナードとなり、V型6気筒3000ccエンジンを積みアメリカから輸入されていました。

しかし国内にはトヨタの中にもセルシオ・クラウン・アリスト・クレスタ等の強力なライバルがいるため、目立つ存在にはならなかったのです。

2004年3月をもって、トヨタはプロムナードの輸入を終了。

アメリカではフラッグシップモデルのセダンであるアバロンも、
残念ながら日本の市場には受け入れられることなく、その歴史を閉じてしまっています。

いかに作り自体が良くても自動車の販売は必ずヒットするとは限りません。アバロンの歴史を紐解くと、開発と販売のギャップを知ることが出来るのです。

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